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トップ  >  豊前道場俳句会

豊前道場では毎月一回、月始めに、会員と他数名の俳句会を行っています。

全員が一堂に会することはなかなか出来ないので、メールや他の方法で一人三句ずつ投句します。

渡辺芳節居士が纏めて選句表を作り、配布します。

良いと思う句を三句選びます。

集計後、久恒大輔先生が選んでくださった秀句三句と、それぞれの句評、添削句、そして句会員が選んだ多い句(何票入っているか、誰がどの句を選んだか)を全員にメールまたは封書で芳節居士が配布してくれます。

毎月楽しみながら、永く続けていきたいと思います。

 

平成295月俳句

久恒大輔先生 選 秀句四句

   新緑の影移ろいし茶席かな

   卯の花の匂ふ小道のランドセル

   遠足の声つぎつぎと橋渡る

   春うららいつもと違う川の音

 

句会員 選 多い順

   遠足の声つぎつぎと橋渡る6票)

   卯の花の匂ふ小道のランドセル3票)

    その他 2票ずつ選ばれた句が 7句ありました。

 

 

平成294月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   十の声二十の声や百千鳥

   寒戻り背筋伸ばして朝座禅

   日当たりの枝よりちらと桜咲く

 

句会員 選 多い順

   卒業す感謝の言葉ふすまごし4票)

   月残る春曙を歩きけり3票)

   訪えば既に亡き人朧月3票)

   夢を呼ぶ我が故郷の花便り3票)

 

 

平成293月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   かそけしや梅一輪のひらく音

   紅梅や筝の音色の遠くより

   勇ましき雉の声聞き坐禅かな

 

句会員 選 多い順

   世相見る鋭いまなこ雛人形4票)

   春近し別れ言葉を待つ身かな4票)

   一つづつ雫の光る木の芽かな3票)

 

 

平成292月俳句

久恒大輔先生 選 秀句四句

   写経の一字一字に春近し

   朝座禅終えて遠山雪景色

   たそがれて霙静かに街濡らす

   埋火や足しても少し話ししよ

 

句会員 選 多い順

   蠟梅の香を届けたき人のあり3票)

   推敲の暫し手を止む虎落笛3票)

 

久恒大輔先生が初めて日曜静座会に参加された折に詠まれた句を紹介します。

   厳寒の静坐始むる掌を合はす

   朗々と坐禅和讃や初静坐

   石庭に雪の積もれる坐禅かな

   広き間に二人の坐禅外は雪

   咳一つこぼせし悔や初坐禅

   道場の寒の静寂の坐禅かな

 

 

平成291月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   願うことひとつにしぼり初詣

   ゆく年に礼くる年に一礼を

   初御空青は地球の宝もの

 

句会員 選 多い順

   一撞の鐘の余韻に年変る4票)

   初春や祖母の手を引き砂利が鳴く4票)

   心して紅さす朝や初鏡4票)

   年ごとの皺も勲章初笑ひ3票)

 

 

平成2812月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   小春日を歩く二人の影ふたつ

   朝寒や座は警策の音響き

   七五三孫の歩調に合わせけり

 

句会員 選 多い順

   秋の旅見知らぬ人と足湯かな5票)

   つくばひの水音幽か返り花4票)

   坊守の庭掃く音も小春かな4票)

   樫の実の落ちる音する木立かな3票)

 

 

 

平成2811月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   石蕗の黄の鮮やかなればなほ寂し

   百選の水湧くすその里わさび

   露けしや廃墟となりし里の家

 

句会員 選 多い順

   秋寂ぶや風化の著るき磨崖仏6票)

   万葉の歌碑をめぐりて秋惜しむ3票)

   秋天へ人汲みあげるロープウェイ3票)

   草花の色失ひて秋深し3票)

 

 

 

平成2810月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   新藁の匂ひ芳し風芳し

   炊きたての母に届ける栗ご飯

   チエホフの短編読みし秋夜長

 

         佳句二句

   早暁の音無く煙る秋の雨

   浮世絵の簪めきぬ曼珠沙華

 

句会員 選 多い順

   木の陰は違う秋気の漂へる3票)

   ちちろむし昔を語る廃墟かな3票)

   間引菜の一品多し朝餉かな3票)

 

 

 

平成289月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   たまゆらの命ゆふべの芙蓉かな

   鎮もりし神苑に虫鳴き始む

   盆踊り年毎に輪の小さくなり

 

句会員 選 多い順

   時を告ぐ高野の鐘や夏木立4票)添削後夏木立夏の山または夏の峰

   扁額は大悲の二文字堂涼し3票)

   空蝉や季節の移ろい知らぬげに3票)

   蔓纏ふ地蔵の杖の赤とんぼ3票)

   稲穂垂れ茶碗に届けし銀の粒3票)

 

 

平成288月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   暫し読み暫し昼寝のひとりかな

   人影も無き路地裏に夏の蝶

   一文字へこめる写経や夏の朝

 

句会員 選 多い順

   表札は故人のままや蝉時雨4票)

   箸置きの薩摩切子や涼新た4票)

   雲一つなき空悼む原爆忌3票)

   けふのこと語り夕餉の冷奴3票)

 

 

平成287月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   雨安居出頭簿の墨乾かざる

   連れ添ふて四十余年や合歓の花

   禅堂や香の漂う梅雨の朝

 

句会員 選 多い順

   永らへて世の隅にあり冷奴7票)

   身にあまるえさのつかえて蟻の穴6票)

   七夕や小ちゃな願い天にゆれ5票)

   雨間の陽射し目に染む半夏生4票)

 

 

平成286月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   一条の初夏の光や朝座禅

   枇杷の種ふたつ抱き合ふやうにかな

   軒先の雀ら忙し梅雨間近

 

句会員 選 多い順

   雨粒に水輪とられしあめんぼう5票)

   夏空をキャンパスにして今朝の雲4票)

   過ぎし日々みな夢なりき沙羅の花3票)

   梅雨休み雲を帽子に山しずか3票)

   歩む子の足どり確と夏来たる3票)

 

 

平成285月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   ふらここを漕げば薫風われのもの

   麦の穂を撫でゆく風の青さかな

   新緑の包む茶席に躙り入る

 

句会員 選 多い順

   春愁のただせせらぎを聞くばかり5票)

   晩春や川の流れに歩を合す4票)・・添削後 晩春や川の流れに沿ひ歩く

   一粒に笑顔見せ合う潮干狩り3票)

 

 

平成284月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   濃き緑淡き緑や山笑ふ

   花冷えに白足袋履きて参禅す

   独りでの花見となりてはやみとせ

 

句会員 選 多い順

   廃校の桜満開たれを待つ5票)

   声聞きてあたり見回す初音かな4票)

   障子開け沈丁の香を仏間にも3票)

   一陣の風と散りゆく桜かな3票)

 

 

平成283月俳句

久恒大輔先生 選 秀句佳句六句

   にじり戸を開けば香る沈丁花

   啓蟄や沢に流るる水の音

   炭焼きの煙上がりて山眠る

   オリオンの少し動くや寒ゆるむ

   ふと足を止めし路傍の草青む

   春めくやルージュの色もほんのりと

 

句会員 選 多い順

   寝込む子に母が湯タンポ足下へ4票)

   大輪の椿落ちたり寒き朝3票)

 

 

平成282月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   飛ばされし帽子拾うや龍の玉

   鴨の群れ水輪ひろげて飛び立ちぬ

   ものすべてまあるく見ゆる雪景色

 

句会員 選 多い順

   春近しこの水音よ風音よ4票)

   志なほなしとせず老の春3票)

   吹雪く夜を走る列車の汽笛かな3票)

   紅梅の蕾膨らむバス乗り場3票)

   手をこすり春はまだかと息かける3票)

   日が射して雪の光が窓辺から3票)

 

   

平成281月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   病床の妻に賀状を読み聞かす

   一日を一生と決め初御空

   門松は印刷の紙老二人

 

句会員 選 多い順

   お正月増えた家族に笑みこぼれ6票)

   穏やかや川面に映る初日の出3票)

   氷踏み童心戻る冬の朝3票)

   白菜を並べ縁側まぶしけり3票)

   初日の出静かに時が動き出す3票)添削後初日の出静かに時の動き出す

 

平成27年度12月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   朝茶席照葉の彩の迫り来る

   一期終え色とりどりに落ち葉かな

   新調の障子に朝日差しにけり

 

句会員 選 多い順

   時雨るやけぶる山河に懸巣鳴く (7票)

   白菜をもて余したる二人鍋 (4票)

   川底を這うて流るる落ち葉かな (3票)

   斎場を出て木枯らしや深呼吸 (3票)

 

平成27年度11月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   二条の波を残すや鴛鴦の池

   お茶席の秋を刻むや古時計

   爽やかや天気図の晴れ宗谷まで

 

句会員 選 多い順

   晩秋や帰路に着く児の影長し (5票)

   行く秋や一期一会の今朝の雲 (4票)

   青空や高らかに啼く鵙一声 (3票)

   朝冷えの川面に揺れる河岸の灯 (3票)

   青空や高き枝なる熟し柿 (3票)

   吹かれゆく蘆の穂絮や風のまま (3票)

   軒下や夕日に染まる柿すだれ (3票)

   白く咲き素朴に育ち蕎麦実る (3票)

 

平成27年度10月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   一葉づつ一葉づつ散る落ち葉かな

   黒葡萄月のひかりに濡れてをり

   参禅を終えて茶席に秋の朝

 

句会員 選 多い順

   海が澄み山空澄みて秋深し (4票)添削後 海が澄み山が澄み秋深みゆく

   秋の空雲の姿ぞおもしろき3票)

   彼岸花うつろふ色の早さかな (3票)

   田の上の空の青さや彼岸花3票)

   独り居の傍ら寂し秋夜長3票)

   手をふりて秋風と去る孫電車3票)

    

平成27年度9月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   限りある命を知るや法師蝉


   猫じゃらし小さき風を呼びにけり


   野仏や雨降る中にチチロ鳴く





句会員 選 多い順


   去年の種子こぼれ爪紅そこここに(4票)


   泥の中清く彩る蓮の花(4票)


   坦々とつづく余生や盆の月(3票)


   法師蝉一期の終を啼き収む(3票)








平成27年度8月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   川面蹴り蜻蛉とび立つ水輪かな


   蓮咲きし日の出拝して半炷香


   蝉しぐれ鎮守の森を独り占め





句会員 選 多い順


   白南風の吹き始めたる天守かな(3票)


   原稿の筆を休めば蝉しぐれ(3票)


   見えぬ母耳に花火の音残し(3票)


   七夕の園児の願い駅にゆれ(3票)








平成27年度7月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   この匂いこの風が好き古扇子


   飛び立ちし燕目で追う二人して


   一筋の香立ち上る夏座敷





句会員 選 多い順


   蛍舞ふ闇やはらかくして深く(3票)


   夕端居けふの命を労りつ(3票)


   若竹の伸び行く先や青い空(3票)


   夕焼けに山の巣追われた烏鳴く(3票)








平成27年度6月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   悠久の川の流れや不如帰

   薔薇散るや匂ひ微かにこぼしつゝ

   烏追い茶室の朝に響きけり

 

句会員 選 多い順

   一瞬の一瞬の白夏燕(4票)

   歩かなん若葉の色に染まるまで(3票)

   剥く人も酸っぱき顔の夏蜜柑(3票)

   新緑をまといそびえる求菩提山(3票)

   

 

   

平成27年度5月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句

   天に向け強訴のかまえ山法師

   キジの声朝の静寂を破りけり

   こでまりや月夜の中に浮かびたつ

 

句会員        多い順

   ささやかな花見弁当二人して(5票)

   種蒔くや指をこぼれてゆくいのち(4票)

   夕日うけ金色たなびく麦畑(3票)添削後 夕日浴び金色なびく麦畑

   春の夜の夢なら醒めよ兄の逝く(3票)

 

 

平成27年度4月俳句

久恒大輔先生 選 秀句三句  

   空の滝めきたる枝垂れ桜かな

   野仏の肩に舞い散る桜かな

   一輪の命輝く桜かな

 

句会員 選 多い順

   袖に入り肌着揺さぶる春一番(3票)

   山肌の鹿子模様や山桜(3票)

   繁繁と踏まれ伸びゆく麦の丈(3票)

   風光る髪少しだけ短くし(3票)
 

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